商店街マップ用QRコードをスプレッドシートで一括作成した話

こんにちは！コワクラです！

最近、近隣商店街の店舗紹介マップ用に、150店舗あるそれぞれのお店のGoogleマップのQRコードを作る仕事をしたのですが、思わぬ落とし穴にハマりました。

PCで作成したリンクをスマホで読み込んだら、「場所が見つかりません」となってしまうんです…。

同じように困った経験がある方もいるのでは？

この記事では、Googleスプレッドシートを使ってQRコードを一括作成する方法と、解決するまでの試行錯誤をシェアしたいと思います！

最初は「Place ID」でQRコード作成！でも…？

まず、Googleの「Place ID」を使ってお店ごとのリンクを生成してみました。

座標や住所で指定すると地図上のポイントだけが示されるのですが、Place IDだとビジネスプロフィールページが開くので、「これはいい！」と思い、GoogleマップのAPIも準備してGASで作成してみました。

生成されるリンクはコワクラだとこんな感じ：

https://www.google.com/maps/place/?q=place_id:ChIJNfV-MAPzAGARmRRJJt_FHug

ところが、PCではちゃんとお店のビジネスページが開けるこのリンクをスマホで読み込んでみると、「場所が見つかりません」となることが判明…

上のリンクもスマホで読むと表示されません…

原因と解決方法を探る

最初は何が原因か分からず、「できたリンクが間違っているのかな？」と思っていたのですが、結論としては「スマホだと自動的にGoogleマップアプリでリンクを開くから」でした。

スマホでもChromeやSafariなどの標準ブラウザで開けば問題ないのですが、スマホだとPlace IDリンクをうまく読み込めないGoogleマップアプリで開いてしまうことが多いようです。

解決策：検索リンク形式に切り替える！

結局、紆余曲折の上Place IDリンクをあきらめ、シンプルに「お店の名前＋西宮市」で検索リンクを作ることにしました。

この形式だと、マップアプリでも表示されるリンクになるようです。

リンクの例：

https://www.google.com/maps/search/?api=1&query=お店の名前+市名

例えば「コワクラ西宮市」なら、こんな感じです：

https://www.google.com/maps/search/?api=1&query=コワクラ西宮市

これで、スマホでも該当のお店のビジネスページが開かれ、問題解決です！

スプレッドシートでQRコードを一括生成する方法

それでは、このリンクをGoogleスプレッドシートで一気にQRコード化する方法を紹介します！

①スプレッドシートに店舗名と市名を入力

「A列」に店舗名、「B列」に市名を入力して、一覧を作ります。

西宮市に複数ありそうな店舗名の場合は、A列に店舗名と業種をいれたり、B列を町名まで入力して絞り込めるようにします。

②関数でリンクを生成

「C列」にリンクの文字列を作る関数を入力します。

="https://www.google.com/maps/search/?api=1&query="&A1&B1

③関数でQRを生成

「D列」にQRコードを生成する関数を入力します。

=image("https://api.qrserver.com/v1/create-qr-code/?size=465x465&data="&ENCODEURL(C1))

④webページ形式でダウンロード

このままではQRコードの保存ができないのでウエブページ形式でダウンロードします。

スプレッドシートのメニューバーの「ファイル→ダウンロード→ウエブページ（.html）」でhtmlをダウンロード。

⑤ダウンロードしたhtmlからQRを保存

ダウンロードしたhtmlファイルを開き、表示されたQRコードを右クリックで保存する。

この方法で、該当のお店のビジネスページのQRコードがスムーズに作成でき、スマホで読み取っても問題なく表示できるようになりました！

同じようにQRコードでGoogleマップのビジネスページを案内しようとしている方は、ぜひこの方法を試してみてくださいね！